よくあるご質問

これからコンタクトレンズデビューをする方や、すでにお使いになっている方からよく寄せられるご質問について、Q&A形式でお答えします。

そもそもコンタクトレンズって何?

メガネと違って、直接瞳にかぶせる様に装用する視力矯正のレンズです。目の中では涙に浮いています。

どんな種類がありますか?

ハード

瞳に必要な酸素を通す素材で、直径9mm位の大きさのレンズです。乱視矯正にも優れていて、長時間や終日装用が可能です。原則として毎日使用してください。

こんな方にお勧め

  • 生活が規則的な方。(毎日一定時間使用したい方。)
  • 乱視が強い方。
  • 目が乾きやすい方。
  • あまりコンタクトにお金をかけたくない方。

お手入れ

  • 専用の洗浄・保存液でのつけ置き簡単タイプ。
  • 面倒なこすり洗いをしなくてもOK!!(汚れの付き方には個人差があり、こすり洗いが必要な場合もあります)

ソフト

素材に涙と同じ水分を含む、直径13mm前後の大きさのレンズです。やわらかく目になじみやすい自然な装用感です。使い捨てレンズもソフトレンズです。約12~16時間の装用が可能です。

こんな方にお勧め

  • 異物感の少ないレンズをお望みの方。
  • 激しいスポーツをされる方
  • 生活が不規則になりがちな方。(たまにしか使用しない方)
  • 夜勤・交代制勤務・長時間勤務などのある職業の方。(ガードマン・看護士・消防士・警察官など)

お手入れ

  • 煮沸不用で洗浄・すすぎ・消毒・保存が1本でできる薬品消毒の簡単ケア。(タンパク除去・こすり洗いが必要な場合もあります)

選び方が分かりません。

乱視が気になる方

ハードもしくは乱視用ソフト

激しいスポーツをする方

ソフトレンズ・使い捨てレンズ

近くが見えにくい方

若い方は乱視、40代以降の方は老視(初期)の影響が考えられます。検査してお勧め品がでます。(遠近両用レンズ・乱視矯正レンズなど)

どんなことに注意すればいいですか?

  • 装用時間、装用日数を正しく守って下さい。
  • 定期検査は必ず受けて下さい。また眼に異常を感じたらすぐに検査を受けて下さい。
  • 寝るときは必ずはずして下さい。またうたた寝や居眠りなどにも気をつけて下さい。
  • 爪は短くしてお使い下さい。長い爪でレンズや眼を傷つけてしまう恐れがあります。
  • お化粧はレンズを装用した後にして下さい。レンズに化粧品が付きますし、眼に悪い影響を与える可能性があります。

アレルギー性結膜炎ですが、コンタクトレンズは使用できますか?

条件付きでやれます。ハードレンズでケアの仕方を気をつけたり、2週間交換レンズでタンパク質の吸着しにくい素材を選び、こすり洗いをきちんとしたり、一日タイプのレンズを選んだりすれば使えます。程度によって違いますので、眼科受診時によく相談して下さい。

「アイボン」っていう洗眼剤、どうなんでしょう?

あまり良くありません。目には正常な「涙液層」があり、蒸発しにくくできていてコンタクトをしている目を守っているのですが、アイボンに含まれる防腐剤がこの正常な涙液層を乱して、ドライスポットの出現を早めることが分かりました。

これは平成15年、「角膜カンファランス」という眼科専門学会にてオフテクス研究所が論文として発表しました。また、涙液には抗体という細菌などから眼を守ってくれているものがあるのですが、これを流し去ってしまうことが予想されます。

この他、眼病予防になるとコマーシャルで言っておりますが、これはウイルス性の結膜炎などには全く無効どころか、一家五人で同一アイボンを使い五人全て結膜炎になってしまった実例が、まつたか眼科で見つかりました。

渡辺 潔先生というコンタクトの本を沢山書いている専門家も次のように述べています。

アレルギー性結膜炎の患者で、原因不明のびまん性の点状表層角膜症をみることが多くなり、問診してみると、ほとんどの患者がアイボンを用いて30秒以上の洗眼していました。これについては、1999年の角膜学会で発表しましたが、アイボンに含まれる高濃度の塩化ベンザルコニウムに長時間さらされることが影響していると考えられます。ロートジーフラッシュは、塩化ベンザルコニウムの濃度が薄く、障害はほとんどないようです。アイボンでも、短時間の洗眼では障害は起こしません。また、角膜のムチン層を剥がして涙をはじいている可能性も考えられましたが、実際に涙液スペキュラーで観察するとそのような所見はみられませんでした。従って、アイボンが悪いといっているわけではなく、洗いすぎが障害を作るようです。なお、アイカップを使用するため、眼瞼に付着しているよごれを眼内にいれることも、好ましくないと思います。昔は、眼科医は眼洗い医者と呼ばれていました。抗生物質などよい点眼薬がなかったから、雑菌を洗い流すしかなかったのです。洗眼は短時間でしたし、洗眼したあとに軟膏をいれて眼表面を保護していたので、ドライアイなどの障害はなかったのです。

目のためにはハードコンタクトレンズがいいと聞いたことがありますが本当ですか?

使い捨てレンズも含めソフトレンズは着けて(装用して)いるときに「包帯効果」というものがあり、目に傷があってもコンタクトを着けると痛みが和らいでしまうため眼科に行くのが遅れ角膜潰瘍など重傷になりやすいのです。それに比べハードレンズはほんの少しの傷でも気になってレンズをはずしたり、眼科に行くので結果として重傷になりにくいのです。 そのため以前は眼科医の中でも、簡単に説明するときに「ハードレンズは目に良い。」と言っていた者がおり、それが一般ユーザーの間に流布したらしいと思われます。ですからソフトレンズでも定期検査をきちんとして、少しでも異常を感じたら、「仕事が忙しい」とか、「試験がある」などと言わないですぐに眼科に行けば、重傷になりません。どうしてもすぐに眼科に行けないときはせめてコンタクトを使うのをやめて眼鏡にしましょう。ですから、コンタクトを使う人は眼鏡も必ず持っていて下さい。

コンタクトレンズの種類で目を痛めやすいのは?

日本CL協議会の調査では年間発症率は下記のような割合です。

  • ハードレンズ(酸素透過性レンズを含む)5.6%
  • 従来型ソフトレンズ 11.1%
  • 1日使い捨てレンズ 3.3%
  • 1週間連続装用使い捨てレンズ 15.0%
  • 2週間使い捨てレンズ(正式名称は頻回交換2週間タイプ)9.6%

ソフトレンズを使っていると目が乾きます。

ソフトレンズは全て水分を含んでおりそのためにあれだけ柔らかく、装用感がよいので、その水分が抜けるため乾燥感が出ます。加えてコンピュータ作業をしたり、書類に目を通したり、車の運転をしたりするときにはまばたきがかなり減り、いっそう乾燥感が出ます。対処法として一般的にはコンタクト用目薬とかCL目薬などを使うと良いです。軽い場合はまばたきを意識的に数回すると改善します。

また、コンタクトレンズの種類によって乾燥感の違いが出る場合があります。専門的になりますが、ソフトコンタクトレンズの水分を含む度合いによって高含水レンズと低含水レンズに分けられ、イメージと異なり低含水レンズの方が乾燥感が少ないのです。

ただ、乾燥感が出る場合にレンズの汚れやアレルギー性結膜炎やGPC(コンタクトによるアレルギー)などの原因によることもあり眼科でこのようなことがないか診てもらうのが良いでしょう。

カラコン(カラーコンタクト)を買う時、眼科を受診する必要はありますか?

今やインターネットやドラッグストアで簡単に手に入るカラコン。メイク感覚で軽い気持ちでカラコンを買ってしまう方も多いようですが、実際は自己判断で選ぶのは危険です。

プリント面が目に接する側にあるカラコンで黒目に傷ができ、角膜潰瘍(黒目の深い傷にバイ菌が繁殖しているもの)や前房蓄膿(膿が黒目より奥にたまっている状態)になってしまったり、強い痛みを感じることもあります。

カラコンを購入する際は、必ず眼科を受診して検査を受けてください。