コンタクトレンズ講座

 初心者コース
  Q1.コンタクトレンズって?
  Q2.どんな種類があるの?
  Q3.選び方がわからない!
  Q4.どんなことに注意すればいい?

 経験者コース
  Q1.アレルギー性結膜炎なんですが‥‥?
  Q2.「アイボン」っていう洗眼剤、、、どうなんでしょう?
  Q3.目のためにはハードレンズがいい?
  Q4.目を痛めやすいコンタクトレンズって?
  Q5.ソフトレンズを使っていると目が乾くのですが、、、?
  Q6.黒目が大きい私に合うソフトレンズってありますか?

この他に聞きたいこと・知りたいことがございましたら、メール・お電話、またはご来店・眼科受診時にお気軽にお問い合わせください。


初心者コース

Q1.コンタクトレンズって?
 メガネと違って、直接瞳にかぶせる様に装用する視力矯正のレンズです。
 目の中では涙に浮いています。


Q2.どんな種類があるの?
【ハード】 瞳に必要な酸素を通す素材で、直径9mm位の大きさのレンズです。
      乱視矯正にも優れていて、長時間や終日装用が可能です。
       原則として毎日使用してください。
   <こんな方にお勧め!>
      ●生活が規則的な方。
       (毎日一定時間使用したい方。)
      ●乱視が強い方。
      ●目が乾きやすい方。
      ●あまりコンタクトにお金をかけたくない方。
   <お手入れ>
      ●専用の洗浄・保存液でのつけ置き簡単タイプ。
      ●面倒なこすり洗いをしなくてもOK!!
      (汚れの付き方には個人差があり、こすり洗いが必要な場合もあります)
【ソフト】 素材に涙と同じ水分を含む、直径13mm前後の大きさのレンズです。
      やわらかく目になじみやすい自然な装用感です。
       使い捨てレンズもソフトレンズです。
       約12〜16時間の装用が可能です。
   <こんな方にお勧め!>
      ●異物感の少ないレンズをお望みの方。
      ●激しいスポーツをされる方
      ●生活が不規則になりがちな方。(たまにしか使用しない方)
      ●夜勤・交代制勤務・長時間勤務などのある職業の方。
       (ガードマン・看護士・消防士・警察官など)
   <お手入れ>
       煮沸不用で洗浄・すすぎ・消毒・保存が1本でできる薬品消毒の簡単ケア。
       (タンパク除去・こすり洗いが必要な場合もあります)


Q3.選び方がわからない!!
<乱視が気になる方>
 ハードもしくは乱視用ソフト
<激しいスポーツをする方>
 ソフトレンズ・使い捨てレンズ
<近くが見えにくい方>
 若い方は乱視、40代以降の方は老視(初期)の影響が考えられます。
 検査してお勧め品がでます。(遠近両用レンズ・乱視矯正レンズなど)


Q4.どんなことに注意すればいい?
 ●装用時間、装用日数を正しく守って下さい。
 ●定期検査は必ず受けて下さい。また眼に異常を感じたらすぐに検査を受けて下さい。
 ●寝るときは必ずはずして下さい。またうたた寝や居眠りなどにも気をつけて下さい。
 ●爪は短くしてお使い下さい。長い爪でレンズや眼を傷つけてしまう恐れがあります。
 ●お化粧はレンズを装用した後にして下さい。
  レンズに化粧品が付きますし、眼に悪い影響を与える可能性があります。


経験者コース

Q1.アレルギー性結膜炎なんですが‥‥?
 条件付きでやれます。ハードレンズでケアの仕方を気をつけたり、2週間交換レンズでタンパク質の吸着しにくい素材を選び、こすり洗いをきちんとしたり、一日タイプのレンズを選んだりすれば使えます。程度によって違いますので、眼科受診時によく相談して下さい。


Q2.「アイボン」っていう洗眼剤、、、どうなんでしょう?
 あまり良くありません。目には正常な「涙液層」があり、蒸発しにくくできていてコンタクトをしている目を守っているのですが、アイボンに含まれる防腐剤がこの正常な涙液層を乱して、ドライスポットの出現を早めることが分かりました。
 これは平成15年、「角膜カンファランス」という眼科専門学会にてオフテクス研究所が論文として発表しました。また、涙液には抗体という細菌などから眼を守ってくれているものがあるのですが、これを流し去ってしまうことが予想されます。
 この他、眼病予防になるとコマーシャルで言っておりますが、これはウイルス性の結膜炎などには全く無効どころか、一家五人で同一アイボンを使い五人全て結膜炎になってしまった実例が、まつたか眼科で見つかりました。
 渡辺 潔先生というコンタクトの本を沢山書いている専門家も次のように述べています。

アレルギー性結膜炎の患者で、原因不明のびまん性の点状表層角膜症をみることが多くなり、問診してみると、ほとんどの患者がアイボンを用いて30秒以上の洗眼していました。これについては、1999年の角膜学会で発表しましたが、アイボンに含まれる高濃度の塩化ベンザルコニウムに長時間さらされることが影響していると考えられます。ロートジーフラッシュは、塩化ベンザルコニウムの濃度が薄く、障害はほとんどないようです。アイボンでも、短時間の洗眼では障害は起こしません。また、角膜のムチン層を剥がして涙をはじいている可能性も考えられましたが、実際に涙液スペキュラーで観察するとそのような所見はみられませんでした。従って、アイボンが悪いといっているわけではなく、洗いすぎが障害を作るようです。なお、アイカップを使用するため、眼瞼に付着しているよごれを眼内にいれることも、好ましくないと思います。昔は、眼科医は眼洗い医者と呼ばれていました。抗生物質などよい点眼薬がなかったから、雑菌を洗い流すしかなかったのです。洗眼は短時間でしたし、洗眼したあとに軟膏をいれて眼表面を保護していたので、ドライアイなどの障害はなかったのです。



Q3.目のためにはハードコンタクトレンズがいいと聞いたことがありますが本当でしょうか?
 使い捨てレンズも含めソフトレンズは着けて(装用して)いるときに「包帯効果」というものがあり、目に傷があってもコンタクトを着けると痛みが和らいでしまうため眼科に行くのが遅れ角膜潰瘍など重傷になりやすいのです。それに比べハードレンズはほんの少しの傷でも気になってレンズをはずしたり、眼科に行くので結果として重傷になりにくいのです。 そのため以前は眼科医の中でも、簡単に説明するときに「ハードレンズは目に良い。」と言っていた者がおり、それが一般ユーザーの間に流布したらしいと思われます。ですからソフトレンズでも定期検査をきちんとして、少しでも異常を感じたら、「仕事が忙しい」とか、「試験がある」などと言わないですぐに眼科に行けば、重傷になりません。どうしてもすぐに眼科に行けないときはせめてコンタクトを使うのをやめて眼鏡にしましょう。ですから、コンタクトを使う人は眼鏡も必ず持っていて下さい。


Q4.コンタクトレンズの種類で目を痛めやすいはどんなのですか?
 日本CL協議会の調査では年間発症率は下記のような割合です。
   ハードレンズ(酸素透過性レンズを含む)5.6%
   従来型ソフトレンズ11.1%
   1日使い捨てレンズ3.3%
   1週間連続装用使い捨てレンズ15.0%
   2週間使い捨てレンズ(正式名称は頻回交換2週間タイプ)9.6%


Q5.ソフトレンズを使っていると目が乾きます。どうすればよいですか?
 ソフトレンズは全て水分を含んでおりそのためにあれだけ柔らかく、装用感がよいので、その水分が抜けるため乾燥感が出ます。加えてコンピュータ作業をしたり、書類に目を通したり、車の運転をしたりするときにはまばたきがかなり減り、いっそう乾燥感が出ます。対処法として一般的にはコンタクト用目薬とかCL目薬などを使うと良いです。軽い場合はまばたきを意識的に数回すると改善します。 また、コンタクトレンズの種類によって乾燥感の違いが出る場合があります。専門的になりますが、ソフトコンタクトレンズの水分を含む度合いによって高含水レンズと低含水レンズに分けられ、イメージと異なり低含水レンズの方が乾燥感が少ないのです。 ただ、乾燥感が出る場合にレンズの汚れやアレルギー性結膜炎やGPC(コンタクトによるアレルギー)などの原因によることもあり眼科でこのようなことがないか診てもらうのが良いでしょう。


Q6.黒目が大きいので合うレンズがないと言われました。できれば、ソフトコンタクトで自分の合うレンズを探しているのですが、大きいソフトレンズはあるのでしょうか?
 文章からするとあなたは黒目(角膜)のサイズと思っている感じがします。コンタクトを処方する(つくる)とき大きいとか小さいとか言う場合はサイズのこともありますがベースカーブと言って、黒目(角膜)のカーブの割合、カーブがゆるいとかきついとか言うのを数字で表し、数字の大きい方がゆるいのですが、これを「目が大きい」と言う言い方をする場合があります。ただ、サイズの問題ではないとは言い切れませんので、これについてもお答えしておきます。成人の日本人の黒目(角膜)の大きさの平均は水平部分で10.6mm、垂直部分で11.7mmです。もちろん人間の黒目(角膜)も大きい小さいのバリエーションは少しあるのですがその幅はあまりないのです。そして、黒目(角膜)が水平分で12 mm以上の大きさになると牛眼といって先天性緑内障の可能性が非常に高くなります。故に「大きい」と言うのは角膜サイズのことではないように思います。
念のため、ここで各社の代表的なソフトレンズのサイズの大きさを述べますと、メニコンソフトS 14.0 mm、ボシュロムオプティマFW14.0 mm、ジョンソンアンドジョンソンのワンデーアキュビュー14.2 mmなどかなり大きめにできています。ですから、各種のレンズがのらないような黒目(角膜)の大きさの人はかなり重傷の先天性緑内障で視力はどんどん悪くなってしまいます。やっぱり、このことからも「大きさ」はサイズではなく、ベースカーブの問題だと考えます。
ここでいままで出てきている黒目と角膜という語句のことを触れます。コンタクトを扱うときに角膜のことを黒目と表現することがおおいのですが、別の病気など説明する際には黒目を瞳孔と言って目の中の一番真ん中の事を指すことがありますがこれはほんの数ミリの部分で、今回の場合にはとても当てはまらないことを申し添えます。
先程述べたように、ベースカーブの問題とすれば、これはハードレンズでは在庫と言ってその、眼科やお店にある範囲ではあまり大きなベースカーブのものは置いてないので、確かにあなたが言われたようなことを言う場合があります。ただ、ソフトレンズはかなり柔らかく柔軟性があり通常はベースカーブ840ぐらいが標準で、多少大きくても、小さくてもほとんどの人に合います。使い捨てレンズ系統で大きめのベースカーブはボシュロムのメダリストというレンズでベースカーブが9.0 とかジョンソンアンドジョンソン9.0などがあります。使い捨て系統でないものではもっとバリエーションがありクラレファシルというレンズ930まで、ボシュロムオプティマFW10.08まであります。特にボシュロムの製品は表記よりももっとゆるい気がします。もちろんベースカーブの大きいものは取り寄せになる場合もありますが、ボシュロムのゆるめのレンズで合わない人には人はまだお目にかかったことがありません。故にハード系では眼のベースカーブの方が大きくて在庫にない場合はありますが、いまはソフト全盛で乱視でもなければベースカーブの大きさで合うレンズがないと言うことはないと思います。

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